失踪1日目 10月13日続き
途方にくれているところに、30年来の友達、Nちゃんから電話がありました。「猫が逃げて、もう会えない」と嘆いたところ、「猫は生きているんだから、泣いている必要はない」と言われ、元気が出てきました。
生きてさえいれば、きっとまた会える。
食欲がないのに、空腹を感じ、ありあわせを少し口にして、夕飯にしました。
オッポは朝食べたきり、飲み水もないのだ、眠るベッドもない、と考えれば、胸が苦しくなってきます。
布団に入っても眠れずにいたところ、チャーリー(こちらは2年弱前に、地域猫から家の猫になった推定4歳の雄猫)が火のついたように鳴きだしました。明らかにオッポを探しています。
オッポはよく私のベッドの足元で寝ていたので、私の頭の横のベッドサイドに手をかけて、覗き込んでは鳴くんです。結局、3時半まで鳴き通しして、少しウトウトしたら、また明け方5時から、大声で鳴いて。
ボーっとしたまま、捜索2日めが始まりました。